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ウクライナ抜きでロシアと交渉するアメリカ、ゼレンスキー氏を「独裁者」と ウクライナ市民はどう見ているのか

ウクライナでの戦争終結をめぐる協議が18日、ウクライナ抜きで、アメリカとロシアの高官のみで行われた。これをきっかけに、ドナルド・トランプ米大統領とウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領の批判の応酬が始まった。


ゼレンスキー氏は、自国が協議の場に招かれなかったのは「驚き」だと述べた。この発言に、トランプ氏は「失望した」とし、ウクライナを非難した。


さらに、トランプ氏は、ウクライナでの戦争の責任はウクライナにあるとしたほか、ゼレンスキー氏の国内支持率は低いと主張した。


裏切られたと感じているかもしれないウクライナの人々へメッセージはあるかと、BBCの記者から尋ねられると、ウクライナは交渉の場に自分たちの席がないことに「気分を害している」ようだが、「この3年間、そしてそれよりもずっと前から席はあった。(戦争は)かなり簡単に解決できていたはずだ」とトランプ氏は答えた。


すると、ゼレンスキー氏は19日、トランプ氏が「ロシアが作り出した偽情報の空間に生きている」と反論。トランプ政権はロシアのウラジーミル・プーチン大統領が「長年の孤立から抜け出す」のを支援したと述べた。


今度はトランプ氏が、ゼレンスキー氏を「独裁者」と呼び、「ゼレンスキーは早く動いた方がいい。さもないと、国がなくなるだろう」とした。


これまでウクライナを支援してきた最大の同盟国アメリカが、ウクライナを見放しつつあるようにみえる。


この状況を、ウクライナの人々はどのように受け止めているのだろうか。


BBCのジェイムズ・ウォーターハウス・ウクライナ特派員が、キーウから報告する。


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