演奏曲
Saltarello detto Ravanello / Giulio Cesare Barbetta
ラディッシュのサルタレッロ / ジュリオ・チェーザレ・バルベッタ
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≪曲について≫
サルタレッロ(saltarello)はイタリア語で「小さな跳躍」を意味する、3拍子のイタリアの舞曲です。ラディッシュというのはヨーロッパで普段からよく食べられている二十日大根のことを指します。その名の通り、コロコロした感じの可愛らしい曲です!
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≪作曲者について≫
ジュリオ・チェーザレ・バルベッタ(1540頃-1603頃)
パドヴァを中心に活躍したとされる彼の生涯は謎に包まれており、僕が調べた限りでは、バルベッタの作品は現代までほとんど演奏されてきていません。 彼の作品は技術的に難易度が高い反面、感情表現に富んだ非常に美しいメロディーラインを持っており、どれも素晴らしい作品ばかりです。この優れた作曲家をもっと多くの人に知ってもらいたいという願いから、現在彼の作品を集めたCDを作成中です。200年以上の間、表舞台から姿を消していた古楽器リュートには、このような秘宝のような作品がまだまだたくさん眠っています。そういった未知の作品に頻繁に出会えることもリュートの大きな魅力の一つです。
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会所 幹也(かいしょ みきや)
平成3年生まれ、大阪府八尾市出身。木村英明氏に4歳よりギターの手ほどきを受ける。幼少期より毎年コンクールに出場し、入賞を重ねる。
ウィーン国立音楽大学ギター科においてアルバロ・ピエッリ氏のもとで研鑽を積み、修士課程を最優秀の成績(Auszeichnung)で卒業。在学中より、クラシック音楽以前のルネサンスやバロック時代の音楽に高い関心があり、古楽器リュートにおける歴史的演奏法を学ぶ必要性を強く感じるようになる。
2019年、リュートへの転向を決意。ドイツに拠点を移し、フランクフルト国立音楽大学にて、本格的にリュート及び通奏低音楽器であるテオルボの研究を始める。
2022年、リュートを本格的に初めてわずか3年で、リュート界唯一と言われる第11回マウリツィオ・プラトラ国際古楽コンクール(イタリア)にて優勝。
洗練された技術に支えられた豊かな音楽性と透明感のある音色に定評があり、次世代のリュート奏者として日本国内に留まらず世界的に注目を集めている。また近年は拠点ドイツのみならず、日本での活動も本格化させている。
2023年ザ・フェニックスホール(大阪)で開催された「会所幹也リュートリサイタル」においては、リュートのソロリサイタルとしては異例の満席動員を達成し、大手新聞社や大手音楽雑誌にも大きく取り上げられた。上記リサイタルの成果に対し、リュート奏者として初めて大阪府、大阪市、関西・大阪21世紀協会より「令和5年度大阪文化祭奨励賞」を受賞。
令和2年度文化庁新進芸術家海外研修員。2020年から現在まで7期にわたり野村財団奨学生。2022/2023年度ドイツ政府公式奨学生。2023年NHK-FM リサイタル・パッシオ出演。2024年フジテレビ「めざましテレビ」出演。
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